昔からよく言われることがあります。少ないメンバーでそんなに広い範囲をやっているんですか?と。私たちのバックグラウンドには多くの大学教授などや開発を支えたりする企業の研究者たちがたくさんいます。大学は代表の出身校である大阪大学を中心に多くの大学研究者たちとコラボレートしています。分野は情報系、教育系、医学系、国際ボランティアなど幅広いものとなっています。文章にするととても堅苦しいイメージを持たれると思いますが同じ仲間として和気あいあいです。時には近くのカジュアルなレストランでワインを傾けながら、会議室では20名ほどが集まりディスカッションしたり、自由闊達です。
また、大学院で修士、博士の学位を取りたいということになれば、仕事と両立できるバックアップ体制を作って応援します。実績では3名(女性2名、男性1名)が大阪大学大学院博士課程を終了しました。アルバイトから入って大学院を終了したスタッフは想像もしなかったキャリアアップの道を歩みました。(大学卒業資格のない人は私たちの役員が講師をする放送大学を卒業後、大学院へ進学) 今まで海外に出かけたことのないスタッフも、アメリカのアトランタで開催された国際会議の発表でお手伝いに行き、帰りのニューヨークではデザインの新しい風を感じ、他のスタッフたちはイタリアやイギリスで、社会における教育の役割を学校建築や文化、デザインから学んだりしました。ケニアなどアフリカ諸国、韓国、中国、ブルネイなどアジア諸国では、子どもたちの未来づくりを応援しサポートに行きました。
2017年度総務省「身近なIoT」事業で1年間の期間、研究開発委託を受け、デザイナーたちも総務省メンバーとして参加しました。この事業は公式の委託事業でそれぞれのキャリアアップとして履歴書に掲載許可をいただいています。2018年3月9日には私たちが中心的に行ったことがNHK「ニュースほっと関西」で「母子手帳 災害から守る」というタイトルで特集され、代表者やスタッフたちも登場し開発したWEBシステムや幼児に付けるウェアラブルデバイスが紹介されました。
私たちの仕事はすぐに収益につながることも大切ですが、少し遠い未来も見据えています。給与もびっくりするほど多くもありません。でも、しっかりと未来を考える人にはプライドを持つことができるはずです。INGRAM JAPAN PRIDEです。 私たちの中にはいろいろな仕事が有機的に絡んでいます。これからのデザイナーは本や冊子を作るだけのグラフィックやDTP能力が問われるだけではありません。紙媒体で作るものはWEBで、WEBで作ったものは電子だけでなく紙媒体用として利用されます。デザインの専門学校ではDTP・グラフィック科、WEB科などのようにわかれています。実際に社会に出ると、わけるとういうことはナンセンスであることに気づくことでしょう。私たちの仕事は今まで当たり前のように思われていた領域を超え、互いに有機的に結ばれるもの、また考えられるものにチャレンジし、より良い未来を作り出すことです。経験のない方は私たちと学びましょう。経験ある方は私たちと未来を考えましょう。私たちのThink & Designのひとつです。